最近思ったこと

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 先日、ソニーが新商品を出したという記事を朝日新聞で読みました。
といってもデジカメなのですが、今までの小型で安い商品とは違い、1台32万円もするものです。
結構高いです。というより相場を大きく上回る値段だと思います。
 それと、マクドナルドも従来の安売り戦略から乗り換えてオリジナルメニュー戦略になっています。

 以前は、安いものが重宝されディスカウントショップが大人気で世の中安いものだらけでした。
もちろん先にあげた2社も同じ戦略を取っていたわけです。

でも、エコノミストなどはデフレスパイラルが起こっているのでこれをまず何とかしなければならないと口々に言っていたと思います。

それでも、社会の流れの中では安くなければモノが売れないと錯覚していました。

そんな中でも、エルメスやグッチは非常に高い収益率を日本で上げていたのはなぜなのかという点です。

簡単なことですが、ブランド力があったからこそ20万円以上するバックが飛ぶように売れていた訳です。

日本は不況だといわれてますが、個人の貯蓄率はかなりのものです。
(これは、インターネットでつい最近の数字を見つけました)
要するに、いかに消費欲求を刺激するかが鍵だったのではないかと思います。

お客さんは何を買うのかというと、とどのつまりそれは「満足」を買うのではないのでしょうか。

ソニーのバイオはパソコンに少し詳しい人なら性能の面から見てあまりお奨めしませんが、
ソニーに対して満足している人はそれでも買うでしょう。会社の信用を買っているとも言えるかも知れません。

価格に見合った「満足度」というものが、あると思います。
1泊5万円のホテルと一泊5千円のビジネスホテルとでは、サービスの質が違います。ただ、5万円払ってもそれ以上のサービスが提供できれば、
みんな納得できるでしょう。
しかし、5万円を払っているのにビジネスホテル並のサービスしか受けられないのであれば、誰も納得しません。
その納得できない状況を俗に「詐欺」といいます。

やり手の営業マンはやり手の詐欺師に成れる素質があり、逆にやり手の詐欺師はやり手の営業マンにも成れると思います。

ただ、お客さんにどのくらい満足を売れるかによって変わってくるのだと最近思いました。

ただなんとなく、そんなことを思った今日この頃です。