別れ

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立つ鳥跡を濁さず。
美しい別れ方を、上手く表現できたいい言葉だと思う。
小学校の卒業式のとき、校長先生が この話をしていたのを、ふと思い出した。

仏教の言葉で、愛別離苦というものがある。
愛しい者との別れは、苦しみである。
それもまた、業の中で人が常に持ちつづける
苦しみなのだという。

解脱できればそのような苦しみから開放されるかもしれないが、僕はこの苦しみは自分を成長させる上で、 必要不可欠な要素だと思う。
生きるということは
「幾多もの苦しみを経て、 やっと手に入れることのできる幸せをつかむこと」
なのだと僕は考える。

ドラマより面白い人生には、 ドラマより辛い出来事が常に身の回りで起きているものだ。