正確という激しい病

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何のことだろう?
これは、なまじ知識が豊富だと陥り安い病である。
例えば、東大に入学して、自分頭がいいと思っている人は、すぐにでも落ちいってしまう。

知識が豊富であるが故に、不確かなことを言ったりする人をばかにしてしまうのである。
この人の口癖は、「それは正確ではないね。」
「正確に言うと・・・。」などである。
周りに必ず一人は、いるだろう。
また、こういった人は「だいたい・・・。」と言う言葉を使う人をひどく嫌う。
と言うより、見下しの対象にする。
これは、一種の病なのだ。
この世に絶対と言うものは存在しないことを、知らないのである。
意外性や、相対性を否定しているようにも思われる。
個人的見解からすると、そういっている人は、逆に何も知らない人間のような気がしてならない。
だって、人間と言う存在自体が、不確かなものでから。 デカルトの言うところの、「我思う、故に我あり。」
と言うことだ。