Minteye – 捻じ曲げられた画像をスライドして正しく直すことで人間であることを判定する新方式のCAPTCHA

CAPTCHA(キャプチャ)は、人間にはできるけれどコンピュータープログラムでは解けないような問題を答えさせることによって、ブログや掲示板のコメント欄などで人間の利用者にしか書き込みができないことを保証するための仕組みです。パスワードを忘れた時の再発行ページなどでも使われることが多く、ネットをよく使っている人なら、色や形を変えて読みにくくした文字列を打たされたことも多いのではないでしょうか?

二つの読みにくい文字列を入力させながらスキャンした文字のデジタル化を行うRecaptchaや、多数の画像の中から特定のテーマ、たとえばネコの画像を選ばせる猫認証、ゲームを遊ばせるゲーム認証Are you a human?など、使いやすさや副次的な効果を得ることなどを目的に、過去にもいろいろな方式のCAPTCHAが発案されてきています。

どんな方式のCAPTCHAか?

今回出てきたMinteyeは、元の画像をグニャリと回転をかけて曲げたものを提示し、

下についているスライダー(つまみ)で、正しい状態に戻せたなら、あなたは人間のユーザーですよ、という仕組み。

つまみを正しい位置に合わせているときだけ、コメント投稿が成功しました。

特徴

このMinteyeの特徴は、recaptchaなど従来のテキストを入力するCAPTCHAの正解率が76%、つまり4回に1回は人間「でも」間違えてしまうのに対して、98%の正解率を持つところだそうです。

また、動画の中でも言っていますが、スライドするだけ、という方式は、タッチ式のスマートフォンやタブレットからも使いやすいということ。確かに、PCからだとどっちもどっちかもしれませんが、スマートフォンなら文字を打つよりスライドするCAPTCHAの方が楽でしょう。

WordPress拡張の形でも提供されているので、こちらの個人ブログの方で実験しました。実際に触ってみることができます。(いろんな環境を想定していないのか、いくつもバグにぶつかって直すのがたいへんでしたが。)

自分のサイトで使うためのライブラリ等

他にも、C#, ASP.NET, VB ASP.NET, PHP, ASP, Java, Python, Perl, DotNet用のライブラリや、Joomla Plugin, Drupal Plugin, phpBB Plugin, Nuke PluginなどCMS用のプラグインが提供されているようです。

ビジネスモデル

サービス提供側のビジネスモデルは、このMinteye方式で表示する、元に戻すべき画像に、バナー広告を使う、というもののようです。画像をそれらしく戻している際に、その画像を目にするわけですから、大きく表示されていてもほとんど無視されている一般のバナー広告よりは、見られるチャンスは上がりますね。CAPTCHAの設置者にも、広告収入の一部をキックバックしています。また、広告を載せるのが嫌とか、広告が載せられないサイトであれば、広告以外の一般的な画像をランダムに使うことも可能です。

スライダーの位置のバリエーションが、そんなには多くないようにも見えますし、これを解こうと思えばそういうスクリプトが出てきて解けてしまうのではないかなー、という気もするのですが、さてどうなんでしょうか。Recaptchaも5年前に初めて紹介したときは、こんなにいろんな所で目にするようになるとは想像できませんでしたからねえ。

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