ライオンが率いる羊の群れ?

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「 ライオンが率いる羊の群れは、羊が率いるライオンの群れに勝る」

企業が勝ち残っていく為のひとつの指針として、そして組織のあり方として話されています。

理屈はよくわかるのですが、字面だけをみると、どうも不自然です。

ライオンは羊を率いることはないですし、羊もライオンを率いることは無いと思います。

また、ライオンのオスは、狩りをしません。メスが狩りをします。オスのライオンはそもそも、羊を率いることすら出来ないのです。

そこで、マルコ式に考えたのが、

「羊飼いが率いる羊の群れは、狼の群れに勝る」

これならどうでしょうか?

そのままです。

そもそも、羊飼いは、常に羊を外敵から守り羊たちを導いていきます。

しかし、それは、羊飼いの力によるものだけではありません。

牧羊犬がいなければ、適切な指示が伝達できないのです。

こっちのほうがより現実的に企業の組織にマッチしています。

  • 羊飼い=社長
  • 牧羊犬=中間管理職
  • 羊=社員

羊飼いと牧羊犬の意思疎通がなければ、羊をあるべき方向に導くことは出来ません。

一つ、動画を見てください。

この、動画は何度見ても感動します。

しっかりと統率された羊の群れだと、このような事が出来るということを実証してくれています。

羊飼いもすごいですが、指示に的確に応える犬もすごい。

羊飼いは、直接羊に指示を出してはいないのです。必ず、犬を使って羊の動きを統率しているということがポイントです。

ここに、企業統制の要諦があると考えます。

うすうす気づいている人もいるかも知れませんが、中間管理職の役割は犬です。

極端な言い方をすれば、会社の犬になれ!ということです。

ちゃんと犬の役割を演じることが出来れば、人が感動することも簡単にできてしまうのかもしれません。