企業の永続性

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企業の最大の目的は、永続性と言われています。

営利団体である以上、営利が最大の目的と言われるかもしれません。しかし、そもそもなぜ利益を上げ続けなければならないか?というところです。

お客様あっての商売。

会社の倒産がお客様には一番迷惑をかけることであり、社会にとっても良い事ではありません。

山形県内には、創業100年以上の会社が441社あると言われています。比率だけで見れば、全国で1位で2.53%になります。実は京都よりも多いのです。

老舗が建ち並ぶイメージは、どちらかというと京都の方が強いですが、山形は昔から、海運を通じて京都との公益も盛んだったため、それも影響しているのではないだろうかと言われています。

ちなみに、最も多いのは、福島県で562社ですが、母体が3万社を超えるため割合は1.85%になっています。

話を山形に戻しますが、県内で最も古い企業は機械・部品製造の伊藤鉄工さんで創業が1189年です。

実に802年の歴史を持ちます。鎌倉幕府の成立よりも前より創業しているわけですが、源頼朝のご家人に使えた鋳物師の伊藤助右衛門が創業し、神社の鐘などを製造していました。国宝の羽黒山大鐘なども手がけております。現在は、時代の流れに合わせバルブや水量を計測知る電機流量計などを制作しています。

時代は、流れ行くものである以上、同じ事を続けていくのは難しいかもしれません。しかし、その流れに合わせ柔軟で堅実な経営者の理念が企業を永続させていくのかもしれません。