人との縁

人の縁とは不思議なもので、必要な時に必要な人と会うのだそうです。それは一瞬早すぎず、一瞬遅すぎないその時に。

これは、うちの社長に教えてもらった話ですが、まさにその通りだと思うのです。



昔、人材関係の仕事をしていたときに心がけていたことは、「一つ一つの出会いを大切に」ということです。一期一会という言葉がありますが、その時はその言葉が好きでした。

ちなみに、実際にお茶も習っていた時期があります。

人との出会いや縁には、すべて何らかの意味があると思えるようになったのもその頃からでしょうか。「人の出会いに偶然はなく、すべてが必然である。」という人も居ます。

それだけ、人との縁は、大切なものなのです。

ちなみに、英語には縁を的確に表す言葉ないのです。最も近いと思ったfateですら、かなりネガティブなニュアンスを含んでいるため、日本語の縁とは、ほど遠いです。英語では、出会ったその場所で、Nice to meet you.と言うわけですが、これが、一番、縁のニュアンスに近いように思います。

この考え方は、日本古来のもので、古くは「えにし」といっていました。それが、漢字が入ってきて当て込んだ時が「縁」という時だったため、いまでは、「えん」と呼ぶことの方が多いのです。日本人が最も古くから大切にしてきた概念の一つだと言えます。

この考え方は、他の国ではあまり見られないのではないでしょうか。

気持ちやニュアンスは伝わるでしょうし、それを感覚的に理解できるでしょう。しかし、言葉としてそれを一言で表現しているのは、おそらく日本人だけです。

実は、人との出会いが自分の人生のすべてを決定づけているとしたら、あなたはどうしますか?良い縁を必ず求めるはずです。そして、良い方へに行きたいと願うはずです。

「どんな人もすべて自分より賢者だと思え、そうすれば、本当の賢者に君はなれる」

いつ、誰が、どんなタイミングでそんな話をしたのかすら忘れてしまいましたが、この言葉がずっと頭の片隅にあって、たまに思い出します。

どんな人でも必ず自分に何か一つ教えを持ってきてくれるのだと言うのですが、それは、弟や妹、自分の子供ですらすべてだそうです。学歴の善し悪しや年齢性別、生まれ、国などすべて関係ありません。出会う人すべてが、自分より何か一つ秀でたものを必ず持っているのだと教えられました。

多分、その頃は謙虚さが足りなかったのかもしれません。それを見て戒めにそんなことを言われたのかもしれません。でも、そのことがきっかけで今でもその教えを心の片隅に常に置いています。

やはり、その時も一瞬遅すぎず、一瞬はや過ぎなかったのだと思います。

より良い縁を求めるのであれば、まず健全な精神を保つ必要があると言います。健全でまっすぐな精神を持って行動すれば、必ず向こうからやってくるのです。

それこそ不思議な話ですが、成功者の多くは、そんなことが実際に起ることを知っているのだと言います。