事例202

企業の概要スクリーン06

企業名:NEC
ネクサソリューションズ株式会社

事業概要:システムインテグレーション、アウトソーシング/ASP サービス、ソフトウェアの設計/開発/販売/保守など
設立:1974 年
本社所在地:東京都港区

資本金:8 億1500 万円
売上高:1275 億円(平成16 年度)
従業員数:2850 名
H P:http://www.nec-nexs.com/

ビジネスブログの活用内容

【活用の目的と方法】

1.ブログ活用の目的

背景:

  • 当社では3年前よりCS 向上に努めるための施策に力を入れており、現在では「プロセス改善」
    の視点から全社員が積極的に参加する活動に発展している。
  • その中でマーケティング部では部内コミュニケーションの促進が重要と考え、
    気軽で有益な情報交換が誰でも行える場を作ることにした。
  • 当社マーケティイグ部は、マーケット深耕、プロモーション、パートナーアライアンス、
    新規ソリューション開発の4グループで構成され、
    これまでグループ間の業務コミュニケーションは定型的な業務連絡や引継ぎに限られていた。

導入のねらい:

  • 日常的に部内のコミュニケーションを促進することでグループ間の相互理解を深め、よりスムーズな業務プロセスを実現すること。
  • eメール、電子掲示板、朝礼での連絡事項、週報など部内のあらゆる情報伝達活動を可能な限りブログに集約し、
    情報の一元化を図ること。
  • 一人一人が自分のページを持つブログ本来の使い方とは異なり、全員で一つのブログに書き込むスタイルを採用
    (CMSとしてのメリットを活かす)。

2.導入評価

  • 導入評価期間(2004 年10 月~2005 年3 月)
  • 評価プロダクト①:ドリコムブログオフィス(ドリコム社製、利用形態:ASP)
  • 評価プロダクト②:MovableType Version3.0β日本語版(シックスアパート社製、利用形態:
    自社サーバにインストール)
  • 評価メンバー:8 名

評価結果:

機能的に豊富で利用方法が柔軟なドリコム社のブログが当初は魅力的であったが、ASP 型の利用形態
(データはドリコム社のサーバに蓄積)で社外秘の情報登録に抵抗があったことと、
今回の趣旨が全員で一つのブログを運営するという特殊なパターンであったため、
ドリコム製品の利用コンセプトに合致しにくいことが評価の過程で明らかとなった。一方、MovableType
はあまり複雑なことが出来ない反面、シンプルで低価格のため部内での利用ツールとしては導入しやすいというメリットがあり、
最終的にはこちらを利用することにした。ドリコム社のブログはより大規模な全社でのプロジェクトで別途採用することになった。

運用期間(2005 年4 月~現在)

3.ブログ活用のメリット

  • 電子掲示板やeメールで全員に通知するほどの情報ではないが、
    皆が知っておいた方良いと思われる情報を気軽に記録できるようになった(個人がWebで見つけた記事やニュースなど)。
  • 一旦運用を開始してしまえば、メンテナンスやトラブル対応がほとんど不要で管理業務の負荷がほとんどない。
  • 週報、連絡事項などこれまで所在や通知方法がバラバラだった情報が集約できた。
  • 特に週報に関してはブログに登録することで部員全員が閲覧可能となり、
    他グループの活動状況をより正確に把握できるようになった。
  • ファイルサーバにアップした資料の情報もブログの記事からリンクを張って通知することで、
    ブログからもファイルサーバ上の資料を検索できるようになった。
  • 事務的な提出物の依頼をブログで通知し、
    提出した者からその旨をコメントで返すことにより提出状況や未提出者が誰かなどの情報が視覚化された。

4.現在の活用状況

  • 利用者数(アカウント数):29
  • サーバ機器:置き換え対象となった社員用ノートPCの再利用(PentiumⅢ650MHz、メモリ256MB、
    オフィス内でLAN により接続)
  • 記事の総件数:603 件(2005 年4 月の運用開始~12 月13 日まで)
  • 定期登録情報:週報6 人分/週、朝礼での連絡事項1 件/週
  • 不定期登録情報:事務処理関連の連絡、個人が見つけた市場の情報、気づきなど日々3 件程度の書き込みあり。
  • コメントの利用状況:議論を求める記事にはコメントが連なるほか、依頼や確認事項に対する部内全員からの返信手段として利用。
  • トラックバック:ほとんど利用されていない。

【ブログURL】

イントラブログのため非公開

【工夫・苦労をした点】

1.登録する情報にほとんど制限を設けなかった

  • どんな小さなことでも自由に情報を発信することがプロセス改善に有効と考え、投稿する記事の内容には制限を設けなかった。
  • 個人の趣味や飲み会のお知らせもブログに書き込まれるような、親しみやすく見てもらい易いブログとした。

2.部内情報コミュニケーションを支援するツールを付加させた

  • 誰もが部内で実施できるアンケート機能をブログと併設した(気軽に部内の意向を確認できる)。
  • 従来から部内で利用していた問合せ対応履歴システムもブログからアクセスできるようにした。

3.トップダウンによる利用の徹底

  • 部長自ら週報や連絡事項をブログにアップし、部内の情報集約にブログを使うよう部員に説いた。

【費用対効果】

  • ハードウェアは置き換え対象の機器をそのまま再利用(コストはほぼゼロ)のため、資産としての初期投資はブログソフトウェア
    (約15 万円:35 ユーザライセンス分)のみ。その他のソフトウェアはすべてオープンソース等のフリーソフトを利用。
    システムの構築やカスタマイズは約1名が2~3日で対応。
  • 具体的な費用対効果を算出することは難しいが、コスト削減として以下が間接的に実現できている
  • ブログで情報発信することで不要なeメールを減らす
    (当社のeメールはメールボックスの使用領域が一定レベルを超えると追加課金されるシステムである)。
  • 誰が何を知っているか、どのような情報を求めているかをよく知ることができ調査業務や確認業務がスムーズになった。
  • ブログを半年利用した後全員にアンケート(無記名)を行った結果、ブログが部内で活用されているという回答が95.5%
    に達した。

【今後の課題】

  • 速度が遅い(無記名アンケートの不満1位)
  • 見た目、デザイン(無記名アンケートの不満2位)
  • 記事の編集手順が分かりにくい(無記名アンケートの不満3位)
  • 設定されている記事カテゴリが適正でない(無記名アンケートの不満4位)
  • 投稿者に若干の偏りが見られ始めたこと(運営側の気づき)
  • ブログを見に行くことを忘れる(利用者からの意見)
  • フロアを共有している隣接部門のブログ参加(隣接部門からの希望)

【今後の予定等】

  • 利用しているサーバ機器の強化もしくは高スペックの機器への置換え
  • 画面構成およびカテゴリの見直し
  • フロアを共有している隣接部門も含めたブログへの発展
  • ブログの更新情報をプッシュ通知するしくみの検討(RSS リーダーの利用など)

本件の問合せ先
NECネクサソリューションズ株式会社 マーケティング部
松崎(03-5730-5026、 matsuzaki-mitsutaka@nexs.nec.co.jp

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