出来るか出来ないか

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「自分にこれは、出来るだろうか?」
と考え込む人がいる。こういう風に考え始めると、大抵「自分にはまだ無理だ」という結論しか出ない。出来るか出来ないかを考えることは、はっきり言って無駄な思考を使っているといえる。
なぜなら、答えは一つしかないからだ。
「これが出来ますか?」と訊ねられて、「出来ます」と答えるのはベストだろう。しかし、なかなか即答できない場合もある。
そんなときは、「やります」と答える方が相手に好印象を与えることが出来るはずだ。
特に若いうちは、あまり「出来ます」というべきではないかもしれない。後になってやっぱり出来ませんでした。というのは、非常に迷惑な話だからだ。
考えかたも同じである。
自分で出来るか出来ないかの答えは、出すべきではない。その答えは、大概他人によって下されるものだからだ。
学校を卒業したての時などは、社会的には何も出来ないと言っても過言ではない。そこで、自分には出来ませんとやる前から答えを出す態度は、最悪だ。
世の中、怖い人もたくさんいるが大抵の人は皆優しい。はじめは、「やります。やらせてください。」といえば、大概問題ない。
社会は過程を評価しない。評価するものは決まって結果のみだ。「出来るか出来ないか」それは結果であって、過程ではない。しかし、結果を出す為にはその過程を作る必要がある。
過程を作る為には「やるかやらないか」重要であり、結果は後からついてくる。